栃木SCのことをより考えるブログ

主に栃木SCの試合分析(レビュー)をします。

J2 第39節 栃木SC vs アルビレックス新潟 プレビュー(ココグリ掲載用)

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 前節ファジアーノ岡山戦は警戒していたセットプレーによる一失点に泣いた栃木SC。へニキを前線に起用した第33節鹿児島戦以降、スタイルの明確化と戦術のブラッシュアップは一定の成果を見せているが、あと一歩結果に手が届かないという状況だ。

 今節ホームに迎えるのはアルビレックス新潟。リーグトップの得点力を誇るアウェイチームは前節も上位の京都相手に自慢の攻撃力を生かして快勝。守備の安定感も加わり、ここ9試合で敗れたのは1試合のみと充実した終盤戦を過ごしている。

 栃木としてはやることは変わらない。中央を閉じながら前線から攻撃的な守備を行うことで相手をサイドに追い込み、ボールを回収してから一気にカウンターを仕掛ける。チーム全体でプレッシングとスライドを連動して行うことで良い形で攻撃に移行できれば、課題とするフィニッシュのクオリティも自ずと上がってくるはずだ。

 自陣でブロックを敷くときのコンパクトさの維持も重要だ。新潟の前線には得点ランキング首位を走るFWレオナルドがいる。多彩なシュートパターンを武器にゴールを量産するブラジル人FWをフリーにしないことは今節の最大のテーマになるだろう。いかにボールを入れさせず、ゴールから遠ざけられるかに注目だ。

 残り4試合となり佳境を迎えるJ2リーグ。互いに残留、プレーオフ出場に向けて余裕はない状況である。求められるのは内容よりも結果。最後まで望みを繋ぐためにも、死に物狂いで戦う選手たちのプレーから目が離せない。