栃木SCのことをより考えるブログ

主に栃木SCの試合分析(レビュー)をします。

J2 第33節 栃木SC vs 鹿児島ユナイテッドFC プレビュー (ココグリ掲載用)

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 前節はアビスパ福岡に立ち上がりの隙をつかれ0-1の敗戦を喫した栃木SC。ここ10試合連続で勝ちがなく、ノーゴールも5試合続くなど、残留に向けて苦しい戦いが続いている。リーグ戦は残り10試合。内容よりも結果がいよいよ求められる今節はホームに鹿児島ユナイテッドFCを迎える。

 現在20位の鹿児島は金鍾成監督のもと、攻撃的でアグレッシブなサッカーを志向するチームだ。1トップのルカオを頂点に、牛之濱・枝本・五領ら2列目の選手が繰り出す小気味よいパスワークや積極果敢にオーバーラップを仕掛けるサイドバックからのクロスなど注意すべき点は多い。ボールを握る時間はおそらく鹿児島の方が長くなるだろう。栃木としては焦れずにチーム全員が連動した守備を行うことで、鹿児島の選手から自由にプレーできるだけの時間とスペースを奪いたいところだ。

 ボールを回収した直後のプレーも重要だ。鹿児島の選手はボールを失うや否や、素早い切り替えから強度の高いプレスをかけてくる。仮にそこで奪われてしまえば、DFラインの選手はより難しい対応を迫られることになるだろう。はっきりとしたプレーでリスク管理を徹底できるかもこの試合のポイントだ。また、オーバーラップした鹿児島のサイドバックの背後のスペースにロングボールを供給することでシャドーの三宅・西谷和らにボールを届けられれば好機を演出できるだろう。

 勝ち点差5で迎える残留争い直接対決。この試合の結果は単なる一試合以上の意味を持つ。互いの意地をかけた、ハイテンションかつクリーンな試合に期待したい。